最近流行りのIntel N100搭載MiniPCの実力を確認する(ベンチマーク編)
目次
ベンチマークで数値で見るN100の強さ
早速やってみましょう。今回使うのはGeekbenchです。なぜGeekbenchなのかというと、クロスプラットフォームでいろんなアーキテクチャのものと比較できるからです。 まず、Windows11Pro状態のN100のベンチマークを見てみましょう。
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こんな感じです。 シングルコア1170
マルチコア3140
OSによるスコアの差を見るためにLinuxでもやってみます。
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OSの分Linuxのほうが少し良いスコアになるのかもしれません。
(UbuntuでなくKaliLinuxなのはUSBSSDに入ってるのがKaliのみだからです……)
サイズはほぼ同じな、Raspberry Pi4(8Gモデル)SSD起動のもので測定してみます。
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N100圧倒的ですね。強い!
ここからは参考までに、メインのデスクトップとこの原稿を書いているのにも使っているMacbookAirM2のスコアも測定してみます。
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流石に2倍以上のスコアですね!
つよつよです。値段20倍くらいなのでこのくらいは出てもらわないと泣いてしまいます。
次にメインのデスクトップPCです。自作機Ryzen 5600Xメモリ32Gです。
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あれ?強いのには違いないのですが、シングルコア、マルチコアともにMacbookAirM2に負けちゃってますね……
ちょい古めでRyzen5とはいえ、ちょっと悲しいです。
で、Ryzen5やMacbookAirM2よりは弱くて、Raspberry Pi4なんかよりは全然強いということはわかりました。でも、これだけじゃいまいちよくわからないですよね。
そこで、近いスコアの結果をGeekbench6のサイトで探してきましたよ!
こまでのベンチマーク結果は自分で計測したものですが、これはどこかの誰かが計測したものだということを頭に入れておいてください。
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2018年版のMacBook Pro15と同じくらいの強さってことですね。5年前モデルのMacBook Proなので、今でも使っている人も多いのではないでしょうか?
ヤフオクでの落札相場をざっと確認してみましたが、5万円くらいで推移しているみたいです。
これやっぱすごくね?!
落とし穴に注意!
え?!N100すごくね?もう全部これでいいんじゃね?と思う人もおおいでしょう。でも安心してください!ちゃんと落とし穴が存在していますから!
落とし穴とはなにか?それはグラフィック性能です。
Geekbench6にはGPUテストも搭載されているので、そのスコアを乗せていきます。
まずは、今回の主役N100君の成績です!
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3300です! MacbookAirM2だとこのくらい
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強いですね。 メインPCのRTX3060だとこのくらいです。
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やばいですねーさすがにデスクトップPCつよつよグラフィックスです。
この3300点がどのくらいのグラフィック性能かというと、iPhone11くらいの性能のようです。
軽めのゲームでもちょっと重いと感じると思います。重いけど、まあ遊べなくはない。くらいですね。
PCとして考えると、数世代前のCPU内蔵グラフィック程度の能力なので、3D系のゲームはかなりしんどい感じですね。 ですから、ゲームも少しはやりたい!となると、N100はやめておいたほうが良いと思います。
ベンチマークからわかったN100に向いてること、向いていないこと
●向いている- レポート制作やブラウジングをするといった用途
- TVなどに接続たり持ち運ぶような要素
- NASの構築などのサーバー用途
- ゲームやイラスト制作といったグラフィック性能を求められる用途
- 拡張性を要求されるような用途
ゲーム用途にPCって最近ではあまり一般的ではないでしょうしね。最近はゲームと言えばスマホになってるように感じます。(体感です)
CPU性能はつよつよだけど、グラフィックが駄目……ということは?!
そうですね、DTMです!というわけで次回、FLStudioと中に入っているデモソングを使って、N100で音楽制作はできるのか?!を試していきたいと思います。
絵描きの協力も得られそうなので、ClipStudioを使ってお絵かきしてみた!もやってみようかと思います。
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